賢い消費者or農家になりたい人にすすめたい本『有機野菜はウソをつく』

【どんな本?】
有機栽培は安全で安心というイメージがある。けれど実際には有機栽培であることと、安全・安心であることには関係がない。ではなぜそうしたイメージができたのか。本書は有機栽培の定義、歴史(始まり、広がり、変化)をひもとき、現在の有機栽培が抱えている問題点を明らかにする。

そのうえで、消費者と生産者が理想とする「安全で、安心で、おいしく、環境にやさしい食べ物」を消費・生産するためには有機栽培信仰をやめることだと説く。

著者の齋藤訓之(さいとう・さとし)は「月刊食堂」や「日経レストラン」などの編集記者を経て独立し、現在は、食品ビジネスに携わるプロ向け情報サイト 「Food Watch Japan」の編集長を務めている。亜細亜大学非常勤講師、昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員でもある。

【どんな人向け?】
本当に安全・安心な食べ物を見分ける力をつけたい消費者と、環境はもちろん消費者と有機“的”ないい関係を築ける優れた農家を志す人。

有機野菜はウソをつく (SB新書)

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サプリメントで健康被害~食品安全委員会が注意を呼びかけています~

「天然だから安全」「サプリで元気に長生き」「薬じゃないから、いくら食べても大丈夫」――これらはみんなウソです。

健康に役立つとうたう「健康食品」が、たくさん売られています。けれど実際には、健康食品で健康被害が出ることもあります。

健康食品で健康を害さないために、私たちはどうすればいいのでしょうか? 今回は、食品安全委員会が発信した「健康食品に関するメッセージ」の説明会に行ってきました。

いつもの学問紹介とはちょっと違いますが、学びをいかにして社会で役立たせるかを感じてもらえればと思います。

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「いのち」は誰が決めるのか『はじめて学ぶ生命倫理』

もしあなたが医者だったとして、こんな患者が現れたらどうするだろう?

痛み止めの効かなくなったガンの末期患者。余命はあと数日だ。患者はあまりの激痛に震える声で、「この苦しみにはもう耐えられない、死なせてくれ」と懇願している。

安楽死を求める患者に、あなたはどう対応すればいいのだろう?

はじめて学ぶ生命倫理: 「いのち」は誰が決めるのか (ちくまプリマー新書)

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『“ひとり出版社”という働き方』自分らしい生き方とは?

学びの先にある、自分らしい働き方、生き方を考えてみませんか?

本が売れない時代に、他人が書いた本を出版するために、ひとりで出版社を立ち上げた人たち。そうまでして読者に伝えたい想いとは? 実現したい夢とは?

“ひとり出版社”という働きかた

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『THE BOOKS green』365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」

受験の緊張をほぐす本から、思春期の悩みを解決する本まで。本を愛するプロがすすめる魂の本を一挙公開!

「どんな本を読めばいいのかわからない」「本なんて難しくて嫌」と言うのなら、この本をちょっと開いてみませんか?

THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」

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