新型コロナウィルス渦中の今、UXライティングの観点で「会いたくて、会えなくて、想い裏腹」な観光地のCMを考える

「今は、来ないでください!」という某観光地のラジオCMが、とても残念なものになっている。

知事の話し方が喧嘩をうるような言い方なので、「てめぇら、来るんじゃねーよ」にしか聞こえないのだ。

「来させない」ことが目的なら成功している。でも本当は、「新型コロナが収束したら遊びにきてほしい。でも今はがまんしてね」のはず。

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観光客であうれる海辺

知事の表現が乱暴なので、観光地の魅力を破壊している。その結果、聞く人が嫌悪感を抱いてしまい、今だけでなく“二度と”行くもんかと思ってもおかしくない。正直、私はそう思った。

観光地は、観光客に嫌われてはいけない。

観光地の魅力を損なうことなく、今は来ないように伝えるには、どんな伝え方をすればいいだろう?

わたしなら――
「また今度、遊びに来てください」
かな。

もしうつしたら、
もしうつされたら、
もし死んでしまったら…。
二度と遊べない。
だから今はがまんして。
また今度、遊びに来てください。