スマホのUXを改善する方法3:商品ページ、カート機能、登録画面はどうあるべきか

引き続きGoogleのMobile UX Marathonから骨子を(あらっぽく)翻訳します。

自分の勉強と仕事のためにメモ感覚で書いているので、このブログだけだとわかりづらいと思います。詳しくは元ネタのスライドを参照してください。

商品詳細ページで気をつけること

価値は常に表示する

例)「〇日まで送料無料」などの表示はグローバルナビの下に常に表示する。

購入ボタンを工夫する

  • 購入ボタンの近くにも価値を記載する
  • 購入ボタンをページ下部に常に表示する
  • 購入ボタンの文言をABテストする
    └明確に説明する文言にする
    ユーザを急かさない「カートに入れる」系と、急かす「購入する」系でABテストする

購入以外の選択を設ける

  • 「お気に入りに登録する」
    └ユーザが戻ってきやすくなる
  • 「店舗でチェックする」
    └オフライン購入につながる
  • 「メールする」
    └他のデバイスで見るのに役立つ

商品写真について

商品の写真が複数あるなら、矢印やドット、サムネイルを表示する。そうすれば写真が複数あることがユーザに伝わる。

写真にはズーム機能をつける。なお、ズーム中でも次の写真に移れるようにすること。(ズームを解除しなければ次の写真を見られない…なんてことはしない)

「ズームアイコン」と「タップして拡大する」というキャッチのどっちがいいかABテストする。

カート機能で気をつけること

ユーザが商品をカートに入れたら「カートに入った」ことを知らせる。ポップアップウィンドを使うとアップセルにつながりやすい。

「ショッピングを続ける」「レジに進む」の選択ボタンのうち、ユーザがショッピングを続けるボタンを押したら、その直前の商品画面に戻る設定にする。

登録画面で気をつけること

  • 苦痛ゼロ
  • シンプル
  • 簡単にできる

この画面にくるということは、ユーザはすでに買い物をする気になている。購入の手間をかけさせてはいけない!

登録の流れは常に表示する

  • いくつステップがあるのか
  • いまどのステップなのか
    ※登録画面の上部に常に表示する。
    ステップはアイコンと文言の両方で示す
  • 離脱につながる項目は排除する
    └TOPナビゲーションやハンバーガーメニューは排除する。
    └「カートに戻る」や「1つ前のステップに戻る」「問い合わせる」などは残す。
  • 次の流れへのCAT文言はABテストしてベストなものを探す。
    └例:「続ける」「次のステップに進む」「最後の手続きに進む」など。

 登録の最初のステップはゼロにしない!

ゼロから始めると、登録を完了するモチベーションが下がる。だから登録の流れの最初のステップは、登録画面にくる前の段階で終わっていることにする。

└例)宿を予約するサイトなら、登録画面(支払画面)に来る前に「この宿にする」とユーザは決めているので、それを最初のステップとしてカウントする。

登録を完遂したくなるメリットを常に表示する

たとえば「もうほとんど入力は終わっています」とか。

  • 選択肢にドロップダウンメニューは使わない
    └ドロップダウンは少なくとも2回タップが必要になる。選択肢が5個以下ならタグで、6個以上ならポップアップで示す。
  • 旅行や保健期間はカレンダーで選ばせる。
  • 誕生日は手入力方式にする。

 入力間違いはリアルタイムで知らせる

  • 入力間違いの場所はハイライトする
  • どう正せばいいのか知らせる
  • あまり細かい設定にしない(許容範囲を広くする)
  • 正しいメルアドを入力してもらうために…
    └正しいドメインを提示するスクリプトを組む
    └メジャーなドメイン名はオートコンプリートにする

 項目に合ったキーボードを表示する

  • 電話番号の入力なら数字キー
  • メールアドレスならアルファベットと@

 支払い画面

  • 支払い方法やセキュリティーはアイコンで示す
  • 支払いの合計金額を表示する
  • CTAボタンは明瞭に
    └ボタンの色はABテストする
  • サードバーティの画面に飛ばす場合、自社サイトと同じデザインにカスタマイズすること。支払い画面のデザインがサイトと異なると、ユーザは困惑し、怖さを覚える。

ふー、今回はここまでです。

※画像がないとわかりづらいので、GoogleのMobile UX Marathonのスライドを参照してくださいね。