Googleの登録画面のつくりや言葉がユーザにとってわかりやすいか調べてみました

会員登録型のネットサービスを提供する企業にとって、登録画面のわかりやすさや登録のしやすさは重要です。登録方法が複雑だと、項目を入力している途中で離脱されかねません。

Googleは以前紹介した「Mobile UX Marathon」で、モバイルサイトのあるべき姿を解説しています。当然Googleは自らの教えに則ってサイトをつくっている、かと思いきや……おやおや?

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Googleのアカウント作成画面

【いいところ】

・入力窓の内側に書くべき項目(「姓」など)が書かれてあり、項目を入力しようとすると消えてしまうが、代わりに窓の外側に項目が出るようになっている。

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これによってユーザは「あれ? 何を入力すればいいんだっけ?」とわからなくなることがない。

・ユーザ名やパスワードに使える文字列についての注意書きを入力窓の外に書いている。これによってユーザは入力中に「どんな文字列を使えるんだっけ?」と迷わずにすむ。

・ユーザ名はメールアドレスで、特に指定しなければアカウント作成時に与えられるgmailになる。そのためユーザ名の欄にあらかじめ「@gmail.com」が記載されている。この文字列は、ユーザが項目を入力中も消えない。

【改良できるところ】

・アカウントの作成に何ステップかかるのかわからない。サイト上部にアイコンなどで、「今は3ステップ中の1つめ」みたいなことが一目瞭然になるようにしたほうがいい。ユーザは出口の見えない入口には、入りたがらないので。

・「次へ」のボタンの左側にある「代わりにログイン」の意味がわからない。“代わり”にって、何の代わり?

――Googleのアカウントを作成している人は世界中にいて、圧倒的に人数が多いので、世界で最も人が慣れているUIと言えると思います。なので登録画面(だけではないですが)を作るなら、Googleをまねすればいいと思ったのですが……。工夫すれば、もっといいものができそうですね。